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歴史の教科書が読みたくなったため、ネット通販で探したのですが見つかりませんでした。そのため、代わりに山川出版の穴埋め形式の書きこみ教科書にしてみたのですが、1冊990円で購入できました。

「本文は原則として教科書どおり」との記載があるので、ほぼ教科書と同様の内容かと思いますが、多少の違いはあるのかもしれません。ちらほらとめくってみましたが、穴埋めの箇所も意外に正解できましたし、わりと読みやすい教科書だなと感じています。

現代史についてはわりと分かるので、古代史について勉強したいのですが、全く知識のない年代についてはかなり時間がかかりそうな気がしています。

ただ、最近の現代史の箇所について、小泉元首相の記述などもありましたが、内容についてはピンボケだなと感じました。

少子高齢化で出生数が86万人程度となってしまった現在、いずれ日本では子供が生まれなくなってしまい、数百年後には日本の歴史そのものが終了することになるはずです。

そろそろ日本史も最終章が近づいてきたと感じていますが、その原因は失われた20年といわれる氷河期世代を生み出した製造業の派遣解禁が重大な出来事だったと認識しています。このあたりはあまり記述されていませんでしたので、歴史にとどめておくべきではないかと思います。

大人になってからまた歴史を勉強したい場合、この山川出版の書きこみ教科書を使いながら読み返していくとよいかもしれません。

そのほか、アメリカの高校でよく使われている歴史の教科書には「American Pageant」というのがあるようです。

こちらも非常に興味深いですが、いずれ機会があれば、読んでみたいと思います。

古代ギリシャではアテナイ人がポリスと呼ばれる小都市国家を作って生活していました。紀元前492年ごろの話になります。

一方、地中海側では、アケメネス朝ペルシアという強大な帝国が存在し、アテナイのギリシアへと侵攻しようとしておりました。
このペルシアの侵攻に対して、単独では勢力がおよばないと見たアテナイ人は、近隣のポリスたちと同盟を結び、アケメネス朝ペルシアの侵攻へ対抗します。この同盟がいわゆるデロス同盟とよばれるものです。
デロス同盟に参加したポリスのほとんどは、スパルタなどのエーゲ海近隣に位置する都市国家たちでしたが、その盟主となったのはアテナイ人です。
当初は、デロス島で開かれるポリス代表の会議があり、拠出される軍資金なども共同で管理されていましたが、ペルシア戦争に勝利した以降はその会議も形骸化し、次第にアテナイが管理するようになっていきました。パルテノン神殿なども、このデロス同盟の拠出金によって建てられたとされる説もあります。

しかし、こうしたアテナイの発展に危機感を覚えるようになったポリス諸国は、次第にアテナイへ反発するようになります。特に、スパルタの反発が強く、のちにペロポネソス戦争がアテナイとスパルタの間で勃発することになるのです。

時は紀元前431年のことです。