2025年7月の予言は硫黄島噴火の可能性もある

前回、たつき諒氏の「私が見た未来 完全版」をレビューしましたが、隕石ではなく、シンプルに硫黄島が噴火する可能性もあると考えています。

2025年7月の予言ではフィリピン海とのことで、海外の海底噴火と考えてましたが、日本の硫黄島もフィリピン海プレートに乗っており、場所的には近いものがあります。

こちらは完全版で示されている場所ですが、若干ズレてはいるものの、地図上ではおおむね合致してます。

位置的には日本の沖ノ鳥島あたりに近いと思いますが、硫黄島と同様、この辺りは地味に東京都内です。

また、海外の研究「World's 10 most dangerous volcanoes identified」にて、硫黄島は世界で最も危険な火山の1位にランクインされており、日本に25メートルの津波が来る可能性も予想されています。仮に、東日本大震災の津波を8~9メートルとしますと、「25メートル」は311の3倍程度となりますが、私が見た未来の予言の内容とも一致するかもしれません。

この硫黄島は年間25cmのレベルで隆起しており、これは世界でも非常にまれなケースとのことです。それだけ隆起するということは、マグマの活動も活発なことを意味しており、危険度が高い理由とされています。この硫黄島は2023年末にも噴火して新しい島が出現しており、まさに今現在も活動中のアクティブな火山でもあります。

また、VolcanoCafeのThe New Decade Volcano Program No. 1 - Ioto, Japanでは、フィクションによるシミュレーションもされています。噴火開始後、津波は時速約750キロで約1時間40分後に東京に到達し、上陸前の高さは40m、最低25mと予想されています。また、津波は中国とフィリピンでも20mを超え、米国と中米でも4~5mの津波の高さが予想されています。死者数は数千万人、津波が引いたあとも、数億人の生存者は食料、飲料水、医療などが受けられず、衰弱してしまうことが予想されています。

過去に1452~1453年のクワエ海底火山の噴火(VEI6)では、日射が遮断されてしまい、世界的な飢饉になった時期がありますが、硫黄島はVEI7レベルの噴火の有力候補とされています。万一、実際に噴火した場合、世界中で食料不足などの影響が出てくる結果になるかもしれません。

硫黄島の南の方には「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」という場所もあり、そちらも2021年に海底噴火していますので、この周辺のどこかで噴火してもおかしくはありません。

よくフィリピン海は地震がおきない場所だから、地震で津波が発生する可能性は低く、隕石しか考えられないというような説がありますが、そもそも2025年7月の予言では地震とは書かれてません。地震ではなく海底火山とかかれてますし、硫黄島のように噴火する可能性もあります。

2025年7月の予言について、今のところ当サイト運営者のなかでは、この硫黄島周辺での噴火、あるいは台湾侵攻による津波兵器の可能性が高いと感じています。

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